金を使うと恐怖し疲弊する小心者

もう金のこと考えたくないなーと思う。

1万円以上の物を買うときは色々注意して熟考してから買うのでとても疲れる。

金を使うこと自体にも拒否感というか恐怖みたいなのがあるので、それとも戦わないといけない。

 

無駄遣いしている気はない。これを買うと楽しめるかな?面白そうなことができるかな?と自分なりに考えて使っているつもりだ。

だけど買う苦心ばかり味わっている気がする。物なんて買っても苦しいばかりだ。

何度か本やゲームを中古屋で売ったこともあるが、手放すときでさえも金のことをあれこれ考えなければならないので苦しい。

 

こんど平均取引価格が3万円ほどのものをフリマアプリで売ってしまおうと考えている(これもだいぶ一念発起だ)が、

それを最後に「絶対に要る」と確信を持てる物以外、買うのを辞めようと思う。具体的には未経験者が楽器を買ってみるぐらいの冒険心を捨てる。

もう物を買う苦心や、買った物を売ったほうがいいのかずっと考える苦心から解放されたい。

 

何も物を買わず何も行動しない人。彼らは傍目ではつまらないが、みな楽そうだ。

彼らが横になってくつろいでいる時間にも自分は金のことで苦しんで行動している気がする。

アクションを起こしていると言えば聞こえはいいが、その実要らない事でもがいているだけだ。何にもなっていない。

 

激しい喜びも深い絶望も望まない吉良吉影から、格好良さと有能さを引いたような性分なんだと思う。

思えば気持ちが沈んで凹むのも嫌だけど、喜怒哀楽の喜で揺さぶられる感覚もめちゃくちゃ苦手だ。ショボい規模のが何回かあっただけのチンケな体験だけど。

 

必要最低限の物、段ボール2箱に収まる程度の物だけ持って、何もないところから形のないものを、無から無を生産してそれを売って暮らしていけたらな。

 

ちょっとしか苦しくないんだろうな。