悪夢「姿を変える通路」

全然夢を見ない方だが珍しく見て、まあまあな長さのものをはっきりめに覚えられているので記録する。違う場面で使いまわされる通路と、色んなイヤな気持ちになる夢だった。

 

日本の緑道。道の両脇に普通の住宅が立ち並ぶ住宅街で胸まである深い側溝に入りながら道を進む。進行方向には銃を構えた敵の兵がいる。家から銃弾が飛んでくる。双眼鏡を構えた見張りとスナイパーが大勢いる。戦争だ。自分は丸腰。

武器がなくて突っ込んでいくのは無謀だ。犬死にだ。銃弾に当たらないよう祈りながら腰を低くして来た道を引き返す。怒号だったかサイレンだったか敵前逃亡だと自分の罪を周りに知らせるものがけたたましく鳴り、上官がすぐにやってきて持っているショットガンを自分に向ける。

それ貸してくださいよ、武器さえあればちゃんとやりますよみたいな感じでひったくる。ここからはでたらめにカクカク折れ曲る感じに蛇行した作りになった側溝(頭まですっぽり入れる高さ)を進む。

敵兵と鉢合いトリガーを引いたが銃弾が出ない、弾が入っていなかった。兵に武器が配られないほどだから弾もないんだろう。逃げるように無理やり進むと次の兵が出てくる、逃げる、次の兵が出てくる、撃たれて死んだ。

解説者がお手本プレイを流して「こうすればよかったんですけどねぇ」と解説している映像が流れる。あーそうすればよかったのか。戦う直前まで巻き戻す。

カクカク蛇行する側溝は鉢合う直前までお互いを目視できない。出会ったらいきなりショットガンをアピールしてビビらせる。ショットガンを押し付けて壁にギュッ。砲身で貫いて殺す。それを繰り返して進む。

いつの間にか舞台が近未来的なオフィスになる。見るからに大企業。道の作りはそのまま壁がメカニカルな感じになる。砲身で人を殺して進むとロッカーがあり、中に大事な物がある。

「蛇行した狭い通路を進んだ先に、大事な物が入ったロッカー」。そこで場面が飛ぶ。あるいはそこからしばらく記憶できていないか。

 

俺はその会社の社員。女の社員と共に横領?強盗行為?を行う。監視カメラでバレないよう覆面をしている。扉を抜けると体育館ぐらい大きな部屋。デスクなどが色々置いてあって大勢の人が仕事をしている。端には先ほどの通路。何人かをすれ違いそこを進むとロッカー。中には大量のカギ。小さくてラベリングされていないものをポケットへ、それ以外を女の持つカバンへ鷲掴みで入れていく。

来た道を引き返すと出口付近にさっき(夢が途切れている部分で)戦った会社のやつらがいる!なんとか呼び止められたりせずに出られた…。これってバレてるのかな、でももう金は手に入った(そういうことになってた)。エレベーターに乗って3人で逃げる。駅に行く。少し近未来的で大きな駅。駅の自販機で女に飲み物を買ってもらえることになり、30円のゴク茶みたいな名前のお茶を買う。

「ゴクって何?」「ゴク○○○○(忘れた)の略じゃない?」自販機に書いてある説明を見たらゴクゴク飲めるお茶だった。

ずっと気分が悪い。どーんと重い。横領してるときずっとドキドキしていた疲れが出ているのと、これから捕まるのではないかという気持ちと、「捕まるのではないか」とずっと気にして生きていかねばならないのが理由だと思う。

ポートライナーみたいな電車に乗って帰る。

そこから俺は銀行に金を預けたようだ。あれ?それ銀行の人に出どころ怪しまれないか?そういう金って自宅に隠さなきゃダメなんじゃ?俺はどうなるんだ?

 

そして目が覚めた。

違う場面で使いまわされる通路と、色んなイヤな気持ちになる夢だった。