先日、画像にモザイクを掛ける際に「機械的に均一にボカすのではなく、その物が何か分かるよう部分ごとに強さを変えてボカしたい」という状態になり、
画像編集系のソフトではなく、クリスタのぼかし・馴染ませ系のブラシを用いて手書きで処理したところ、
写真を加工したというより、スケッチして"描いた風"になったのが面白かったため、またやってみた。
スマホアプリPicsArtの「編集→エフェクト→アーティスティック→ポスター」で色数を減らし、iPhoneのデフォの写真編集機能で色味などを整えてからレタッチした。
その1.植物(自然光下で撮影)デフォルトの「繊維にじみなじませ」ブラシで。大味なタッチになるよう細い箇所も大きめのブラシサイズのままなぞった。
正直写真加工アプリでワンタッチで出来そうな出来だが、この手法のポテンシャルみたいなものは見え隠れしている気がする。
きれいすぎるというか、整いすぎていて 写真を加工しましたという感じから脱せていない。それはおそらく色数の豊富さから来ている。
レタッチする前に色数は1桁台にまで減らした方がいいだろう。元画像を重ねてフェードさせるのも極力控えた方が良い。
その2.アイスのパッケージ(電灯下で撮影)昨日食べた美味しいアイスを、その感動のままにレタッチ。背景は簡素にしてイラストっぽさを押し出した方が良いので塗り潰した。さっきよりも小さいブラシサイズで細かめに手を入れた結果、ピンボケ写真みたいになってしまった。
色味も形ももっと大胆に、ラフっぽく崩したほうがいいということが分かった。
その3.その2を荒くレタッチやっと納得がいく感じにできた。文字など「繊維にじみなじませ」で伸ばすには細い部分には「アクリルガッシュ02」(を改造したブラシ)を使った。色の境界をコネコネやるより早く綺麗にできた。
写実っぽさを抜くことを意識しすぎてやらなくてところまでボカしすぎてはいるが、手触りの良い風合いになった。(例えば袋の端のしま模様などは手を付けなくて良かった)
これ良いなぁ。今後イラスト制作に上手く取り込みたい。