クリスタまとめ2

CLIP STUDIO PAINT PRO(以下 クリスタ)を使い始めて大体2週間ちょい経過しました。その中で色々知ったことを書きます。

 

ブラシ

メインはデフォの水彩毛筆を ブラシ先端を四角くしてインクの出を渋くしたり等したものを使っています。あとはそれを向き影響元「線の方向」にしてランダムを影響度21にしたボコボコ線Ver.も作りました。f:id:HoshiMark:20200605044836p:plainこんな設定にしてます。(追記:黒線の脇をそっと撫でてるときに黒を引きずってしまうのが気になったので、色延びを70→16に減らしました)

前にも書きましたが手ブレ補正・後補正・入り・抜きは基本OFFにしてます。

 

こねり~さん作のガッシュ筆セットに含まれているガッシュ02も良かったです。次点でガッシュ04
アクリルガッシュ02:よく擦らないと薄まらない。色が濃く出る。筆の目は残らない。
アクリルガッシュ04:擦るとサッと薄まる。筆の目は残る。

こちらも四角Ver.とボコボコ線Ver.を作りました。

 

消しゴム
デフォの練り消しゴムを先端を四角くしたり調整したものを使ってます。

線画
線画に使うペンは色々試した結果、朝野れいさん作のなめらか線画ペンが一番しっくりきました。軟筆の丸ペンをイメージしたそうで、線の強弱の付き方が一番丁度良いです。

 

 

TABMATEの設定

こういう風に割り当ててます。f:id:HoshiMark:20200605022305p:plain+・-ボタンは指が届きにくいし、押してると人差し指が痛くなってくるので今は使ってません。将来的には「よく使うペン」とか「ブラシサイズのみ変えた同じペン(便利らしい)」を登録しようかと思います。

 

TABMATEについて

クリスタで使える、ツールの一時切り替え機能(長押し)というのがあって便利。
使用するにはBluetoothアダプタが要る。クリスタユーザーは公式サイトにて2000円引きで買える。

 

 

テクニック・TIPS

  • 色が濁ってきたら彩度のある色(紫とか赤とか)を足して、全体的に暗く濁った色味にならないようにするテク。グリザイユ画法の着色時とかにも使う。
  • 濃度40%くらいのグレーはオーバーレイで色が綺麗に乗りやすい色。グリザイユ画法などではこれをベース色にする(35~50%のグレー)。

 

  • 厚塗りは主線と塗りを同じブラシでやると馴染みやすい。筆圧を弱くすると色を馴染ませられるブラシが便利。
  • チークなどはエアブラシで描く。

 

  • 単色で塗ってから、レイヤーメニュー→レイヤーから選択範囲→選択範囲を作成 で写真から任意の範囲のみ選択できる。コピペで別パーツ化とか、その間にレイヤー属性 スクリーンの青グラデを置いて空気遠近とか。

 

  • 主題の色味を見て背景に 色相の離れたグラデの色味をスクリーンレイヤーで足してやるとコントラスト(対比)が生まれて強調できる。グラデはグラデーションツールやエアブラシで掛ける。
    加算発光レイヤーで掛けるのも良し(これは効果が強めに出る)。

 

  • ペルソナのイラストとかみたいに、影とは別に 下から上に薄いグラデ影を全体につけると見栄えする。
  • 錆の画像や自作の絵をテクスチャに用いる。
  • 適当な写真(ペットの犬猫とか)をボカして色などを調整して余白埋めに使ってしまう力技。

 

 

操作系

マスクのやり方:自動選択ツールで背景を選択してレイヤーパレット右上のレイヤーマスクを生成を押す。これで背景のみ塗れる。
(キャラを塗る場合は選択範囲メニュー→選択範囲の反転して[レイヤーマスクを生成])

 

彩度とかの調整:レイヤーメニューから新規色調補正レイヤー→色相・明度・彩度を選択してレイヤーを作る。レイヤーをダブルクリックでメニューが出る。

 

コントラスト調整(明暗はっきりにする):編集→色調補正→レベル補正

 

 

レイヤーの合成モード

乗算
下レイヤーの色と、設定中のレイヤーの色を掛け合わせて合成する。元より暗い色になる。影などを塗る際に使用。
半透明の通常合成とはどう違う?→乗算なら元より明るい色で塗っても暗くできる→明度差があっても一気に塗れる。

 

スクリーン 乗算の逆
下レイヤーの色を反転し、設定中のレイヤーの色を掛け合わせて合成する。元より明るい色になる。
背景が白いとスクリーンが反映されないので一番下にグレーを置く。

 

オーバーレイ スクリーン+乗算
明るい部分は[スクリーン]、暗い部分は[乗算]の効果が現れる。合成後は、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなる。

明るくも暗くもせず色味を帯びさせたいときに使う。

 

除算

黒く塗ると逆に白くなる。撮影したアナログ線画の白くしたい部分をスポイトして除算レイヤーで上から塗ると白くできるという応用技がある。

 

 

基本的なこと(ここからは読まなくてよし)

カラー印刷:350dpi(300~400dpi)
モノクロ印刷(グレースケール):600dpi
モノクロ印刷(2階調):1200dpi

キャンバスサイズは基本A4サイズ(210×297mm)で解像度350dpi。
本にするとき:塗り足し(断裁の外のところ)は基本幅3mm。カラーモードはCMYK

 らしいです。自分は今のところA4サイズだと大きいのでB5で練習してます。

 

 

ブラシ先端の素材登録:510pxくらい・72dpiにして基本表現色グレーに設定するのが基本?
ファイル→環境設定→定規・単位 でpxからmm表示にできる。

 

 

 

機能
塗りつぶし・投げなわ塗り・折れ線塗り:下塗り(ベタ塗り)

メッシュ変形:だいぶ描き込んだ後でも、曲げ伸ばして修正できる

編集→輝度を透明度に変換:明るい色ほど透けるようにできる。スキャンした線画の黒線のみ残したい場合などに使う。

 

クリッピングマスク:はみ出しを隠したり、一部にだけ重ね塗りするのに使う

下書きレイヤー:塗りつぶしの影響を受けない

参照レイヤー:これを設定して塗ったり塗らなかったりする

レイヤーフォルダ:レイヤーをまとめて整理できる

 

網点に変換(トーン化):
レイヤーに効果をつける[レイヤープロパティ]パレットでは、グレー・カラー→白黒の網点に変換(トーン化)できる。元の画像を直接加工するわけではないので、いつでも元に戻せる。
あとは黒い下書き線を青く色変えするなどの操作もここ。

 

線の太さを変えずに拡大縮小:ベクターレイヤーで、変形時にツールプロパティパレットの「ベクターの太さを変更」のチェックを外す。

 

筆圧設定:

[筆圧検知レベルの調整]でクリスタ全体の筆圧を変えるのとは別に、ツールごとに筆圧調整ができる。各サブツールを選択した状態で[ツールプロパティ]パレットから[筆圧設定]の筆圧カーブをイジることで調整できる。
このようにツールプロパティ内にはアイコンを押さないと表示されない設定項目がある。

 

ショートカット

スポイト:Alt(option)
全体表示:Ctrl+0
拡大表示:Ctrl+Space
縮小表示:Alt+Space

手のひら切り替え(画面移動):Space
キャンバス回転:Shift+Space
クリア:Delete

 ぶっちゃけTABMATE(片手デバイス)買ったら覚えなくていい。

 

その他 覚え書き

シャープ(フィルター)
ふちどり機能
パステル系のブラシのアナログなシェイプ(あのピシッとしてないボソボソな感じはそう言う)

ホイールにブラシサイズ変更を登録して1タッチ毎とかにサイズを変えられるようにするというテク。
「筆圧によって不透明度ではなく明度が変化する」設定のブラシがあれば便利なのに…らしい。(ないの?)

 →ブラシ濃度 影響元設定の「筆圧」のチェックを外すと前半は再現可。

固さ(ブラシの設定):ボヤッとパキっと。ペン先端が円形のときのみイジれる。流量調節というのもある。