自分がゲームが好きかよく分からなくなっている。
具体的には熱中しなくなっている。
主人公がいい思いをしても悪いキャラを倒してもあんまり何も感じない。
そこでふと思う。「ゲームって本来そういうものじゃねーの?」
元はいかに高いスコアを出せるか競うデジタル競技的なものというか。冒険というよりステージ、成長というより内部数値の加算。タイムアタック、コンプの概念のあるお宝…。
キャラも競技に使うコマみたいなもんで…、でもこういう考えはは決して悪いことではなくて…。
そうやって考えてたどり着いた答え。おそらくゲームには2種類ある。感情移入して楽しむ「物語型」とキャラで将棋したり宝探しをする「競技型」。そしてこの2つは密な関係にある。
真に面白いゲームとは、開発者が自分たちのゲームはどちらかはっきり分かっており、そのへんの芯がぶれていないゲームだと思う。
物語型なのに欲張って競技型的な要素もふんだんに入れてしまい、結果物語を追うだけではプレイヤーは楽しめきれていない気になってしまうゲーム、
競技型なのに理解に多大なカロリーを要する重厚なストーリーを入れてしまったり、ムービーが挟まりまくるゲーム、
どっちつかずのゲーム。
要するに、どの部分やって楽しいと感じてほしいか、そこがはっきりしているゲームは楽しいってことなんでしょうね。
そしてゲームに感情移入できなくても、それはゲームを楽しめていないわけではないということなのでしょう。