ブログを始めて得た気付き

 ブログを始めて得た気付き。
 自分の気持ちの機微は、本当に書き留める価値のないものだということ。


 文章を書くのは思っていたより時間がかかるが、そうした手間を掛けてまで書き留める価値はないものなのだと気付いた。

 

 それまでは自分の発想を 取り留めのないものまで含めて、人々の娯楽的視線に耐えうるものだとどこか盲信的に思い込んでいた。

 

 この変化は悲しむものではない。

 自分はこれを、どこか驕りのようなところから脱却したと解釈している。

 

 

 文章を書くのは大変だ。他の大変なことに比べるとそうでもないけど。

 そうしたハードルがふるいとなって、有益な情報を選り分けるのだろう。

 「自分にとって」でいいから有益な記事を増やしていく。ブログとはそうして研ぎ澄まされていくものなのだろう。

 

この文章は久しぶりに書いた、

明らかに無益な情報群。

ラバーなしボールペンの情報

イラストを描くのに使うために集めたボールペンの情報です。
つまりこの記事でいう良し悪しは、あくまでイラスト用途での基準です。
また高級路線のものは除きました。

まずリフィル(芯)の情報から書きます (表題のラバーなしボールペンの情報は後半にあります)。

 

今まで使ってたもの

油性

  • ゼブラ タプリクリップ 0.7mm
    →H-0.7芯

 

今回良いと思ったもの

ゲルインク

0.4mmでなければ他系統の芯もある。0.5mm芯のLRN5H(S-7L系)など。

 

油性

SXR-80-07(多色用)はバネ受けの突起がないので注意。ちなみにそれが付いているリフィルは「はねつき」と呼ばれている。

油性だがゲルのようにそっと書いても濃い線が出る。タプリなどは油性らしい濃淡が付く。

 

  • ゼブラ スラリ 0.7mm / カドカド 0.7mm
    →EQ-0.7芯

タプリ・エナージェル・ジェットストリームと比べると1つ下な感じ。

 

各リフィルの特徴

  • タプリ H-0.7芯 → 長い
  • EK-0.7芯 REK7 (S-7L系) → 買ったことない
  • エナージェル XLRN4-A (C-300系) → 太い

例:アクロ300のリフィルを加工したパイプを被せて太らせる(未検証)

 

(疑問)ゼブラの油性リフィルって

  • タプリのH-0.7芯
  • スラリのEQ-0.7芯
  • S-7L系のEK-0.7芯 REK7

ってあるけど、形が違うだけなのかインクも違うのかいまいち分からない。
タプリとスラリは色味が明らかに違う。タプリは青っぽくてスラリは赤っぽい。

 

主なリフィルの規格

  • 4C系:ゼブラが作った規格 (参考)。幅広く使われており流用しやすい規格と言われている。
  • S-7L系:おそらく三菱鉛筆のリフィル「S-7L」に由来。パイロットのボールペン替芯適応表によると、三菱鉛筆 S-7L・トンボ BR-BSL・ぺんてる BKS7H・プラチナ BSP-60・ゼブラ K-0.7芯・パイロット BSRF-6F-Bと互換性がある。
  • C-300系:XLRN○-A(スタンダードなエナージェル)・SXR-○(スタンダードなジェットストリーム)などがこれにあたる。対応するボディはラバーなしだと中々ない。
  • G2系:ヨーロッパタイプとも呼ばれ、多くの海外ブランドで採用されている規格。値段が高い傾向にある。

 

ラバーグリップじゃないボールペン

キャップ式もある。他社製のリフィルでも大概入るように作られている。
エナージェル(XLRN4-A・C-300系)はこれぐらいしか選択肢がない。

 

  • パイロット スーパーノック
    →BSRF-6F-色 (S-7L系 88mm)

本体の太さやウェイトが好きで気に入っている。油性。
ジェットストリームSXR-80-07(S-7L系)が入る。バネ受け用にテープを巻いて使用している。

あと試してないけど油性のゼブラ EK-0.〇芯 REK〇(スラリ多色用)もS-7L系なので入るはず。

 

  • ゼブラ カドカド
    →EQ-0.7芯

中身はゼブラ スラリと同じEQ-0.7芯。全身アルミ製で重量がある。
無印のアルミボールペンと形が似ているが こちらの方が一回り太く、口金が長い。

 

  • ゼブラ ライトライト
    →4C-0.7芯 (4C系)

全身アルミ製で重量があり、ローレット(滑り止めの溝)も付いている。ゼブラのこの4C油性芯良い感じだった。

 

ゼブラ フォルティア500

→4C-0.7芯

ライトライトより細くて4C芯が入るやつ。ただネットでの取り扱いが少ない。廃番してないんだよね?

 

ゼブラ フォルティアef

→4C系

 

スーパーノックと形が似ているが、こちらの方が一回り細い。

 

未確認だけどS-7L系に見える。サクラが海外向けに作ってるxs-125というシャーペンが元らしい。

 

→C-300系

形は同じで違いは先が金属かどうか。先に行くほど太い形状。

アクロボールのリフィル互換性:https://lloigor.hatenadiary.org/entry/20080924/1222367063

 

アクロ1000と同じく先が金属。先細りしている。

 

→R-GBN04#49 (C-300系?)

iD設計という六角形の一部の角を丸くした形に作られている。三本指で支えるときに指に当たる角を丸くしたらしい。

ボディがオール樹脂製で金属クリップのため重心がかなり後ろにあるらしい。

このペンのプロダクトデザインをした会社がステンレス製の先栓のカスタムパーツを作っている(送料無料で550円)。 https://uo-design.stores.jp/items/60a7540d8899be28141ff41f

 

→C-300系

1260円 金属製。エナージェルシリーズなので確実にエナージェルに対応しているのが利点か。

 

 

条件から外れてるペンも紹介

ラバー付きです、透明で分かりにくいですが。先にいくほど太い。上記のボールサインiDとのリフィルの違いは透明かどうかだけで形自体は一緒。

 

  • OHTO GS01(750円)/Blooom(2500円)/MULTI MF-20K3B(2000円)

→GS01はG2系

値段が高い。GS01は前身ホライゾンが2〜3年で廃盤になったのでイマイチ手を出しにくい。

 

  • HEDERA ボールペン/KACO ゲルインキボールペン

→C-300系

ラバー付きです。KACOは上海のブランドで、HEDERAのはそのOEM品。材質は明記されていないが全体がラバーらしく、ただ引っ掛かりにくいらしい。

ジェットストリームなどは1~2mmカットすると入れられる。引っ掛かってノックができなくなるらしいので口金を削るかキャップを作るか。

 

→C-300系

ラバー付きです。ただ芯は従来のものとは違う新開発のゲルインクらしいので試したい。

 

→F-0.7芯 (マイナーな規格)

ラバー付き。F-0.7芯はパーカーなど海外製の物で見かける規格。

 

 

参考サイト

有志によるリフィル互換情報

日本筆記具工業会によるリフィル互換表

メーカーによる互換情報

4C系リフィル一覧

リフィルの互換性について

48種類ボールペンの写真が並べられている画像

 

 

以上です。
また何かあれば追記します。

デロスペルマ ナピフォルメ(メストクレマ マクロリズム)情報まとめ

購入当時に作成した情報メモf:id:HoshiMark:20200827093244j:image(冬型塊根らしいとあるが、おそらく夏型が正しい)

 

マダガスカル近くの離島レユニオン島の原産。
超強健でめったにダメになることはなく一年中元気なのと、一株で結実するのが特徴でこれはメセンの仲間の中でもイレギュラー。

数年おきに植え替えするの推奨。ネジラミに悪さをされることがあるらしい。(参考元)https://greensnap.jp/post/3549487

 

矮性の多年生植物でフランスのレユニオン島に自生し、現在はマダガスカルでも見られる。デロスペルマ属の中では珍しく雨の多い夏と寒く湿った冬を耐えられる。(参考元)https://en.m.wikipedia.org/wiki/Delosperma_napiforme#cite_ref-cact_1-0

 

 

散水ニーズ:通常、3月から10月までの成長期に水をやります。根の周りに水を立ててはいけません。冬はほぼ完全に乾かします。膨らんだコーデックスは、水やりに非常に耐性があります。

丈夫さ:-5°Cの低温で乾いた状態に保つと、非常に耐霜性があります。
成長中は暖かく湿った状態に保ち、休眠中は涼しく乾燥した状態に保ちます。

用途:この種の苗木は、リトープス、ファウカリア、ギバエウム、プレイオスピロスなどの台木として使用されます。コーデックス

繁殖: 種子または挿し木。種子は収穫後なるべく早く植えるべきです。発芽は通常 約1〜2週間以内に発生します。種子は15〜21°Cで発芽します。(参考元)http://www.llifle.com/Encyclopedia/SUCCULENTS/Family/Aizoaceae/27235/Delosperma_napiforme

 

ハマミズナ科 メストクレマ属 塊根性メセン
「メストクレマ マクロリズム」
Mestoklema macrorhizum
シノニム: Delosperma napiforme
原産地:レユニオン(マダガスカル東部に位置するフランスの海外県)
耐寒性:-5°C

 

元々の自生地はマダガスカル東部に浮かぶレユニオン島原産の多肉植物(塊根植物)ですが、環境への順応性が強くマダガスカル帰化し、更にカリフォルニア南部や地中海地域でも帰化しているとの事。

 

草丈は低く、地上部は10cm程度かそれ以下にしか育たないようです。花は地味で半ば閉鎖花の様に花弁が殆ど出ない場合すらあります。

塊茎植物などと違いマクロリズムの塊根は所詮根っこに過ぎませんので、幼苗期の乾燥は厳禁です。栽培下での塊根は数年間土に埋めたまま育てた方が良いと思われます。

 

種子は2017年4月に採種したものですが、マクロリズム種子は新鮮なほど発芽が始まりにくい傾向があるため、その性質を逆手に取って種子を1年間低温乾燥状態で寝かせていました。
種子は20~28℃程の環境下吸水後4~6日程度で簡単に発根を始めます。(参考元)https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m478833204

 

最低温度が5度を下回ると弱るので、 冬場は室内で管理するのがオススメ。 水やりは水をしっかり与えた方が、 葉がプリプリになって元気に育つ印象です。(参考元)https://www.mercari.com/jp/items/m26540092816/

  

水やりは用土の表面が乾いたらやる感じかな。
冬型メセンの育て方。参考になることもあるはず。→ https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-1039/target_tab-2

 

 

 

デロスペルマ ボッセラヌムの情報

メストクレマ マクロリズム(デロスペルマ ナピフォルメ)として出回っているものの中には、見た目の似たデロスペルマ ボッセラヌム(Delosperma bosseranum)も混ざっているらしいです。せっかくなのでそちらの情報も載せます。

 

ハマミズナ科 塊根性メセン
原産地:マダガスカル
個体産地:マダガスカル
耐寒性:zone10~11(-1.1℃~7.3℃)
【フィールドナンバー】
H2909 P. Pavelka/ Madagascar

当出品種子H2909はPetr Pavelka氏によりマダガスカルで発見された個体群由来の系統になります。

 

一般のデロスペルマ属同様、過湿に気を付ければ管理は容易な部類です。
夏季生育型なので暑さには非常に強い様です。耐寒性に関しては未知数です。

 30℃を超すような環境では全然発芽しません。当方では保湿したキッチンペーパーに乗せて冷蔵庫に入れたところ、約7日で発根が始まりました。

 

塊根が大きくなってきましたが、まだ仕立てずに土に埋めて育てるつもりです。(参考元)https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u425318560

 

 

マダガスカル原産の非常に丈夫なメセンです。本種はメセン類にしては珍しく勝手に自家受粉して結実します。
地中には年々太くなる塊根をつくり、塊根が大きくなったら地上に露出させ盆栽のように楽しむことも可能です。

播種方法:細かい赤玉土などに播種します。その際土は被せず、発芽するまでは種子が流れないように底面給水で水を与えるといいでしょう。

 

レユニオン島が原産の、本種と非常に近似するDelosperma napiformeとは果実の構造が違うとされます。
D. bosseranumの原記載文献では、本種はD. napiformeと“much more clearly parietal placentation”と“having the septa narrowly expanded along the top (loculi-roofs)”の点で異なるとしています。

前者についてはよく分からなかったものの、後者は“covering membranes(商品画像2枚目の矢印部/メセン類の果実内部の構造)”の幅が狭いことを指しているのだと思われます。
f:id:HoshiMark:20210323213529j:image
(参考元)https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k539526271

塊根大収穫!2.5年物のメストクレマ マクロリズムを植え替えた

f:id:HoshiMark:20210321223803j:image植え替え前の様子。パンパンですパンパン。


f:id:HoshiMark:20210321223800j:imagef:id:HoshiMark:20210321223819j:image塊根部が露出している奴。こいつが今回植え替えのモチベーションになっています。


f:id:HoshiMark:20210321223827j:image写真手前に注目。花が咲いて出来た種から、このようにときおり勝手に新しい株が生えてきます。

見た目は華美ではありませんが、この生命力が魅力です。

 


植え替え開始!f:id:HoshiMark:20210321224231j:imageどさっ  ばかっ

うおー!思ったより太く育っていました!


f:id:HoshiMark:20210321225750j:image土の下ではみんな塊根らしい姿になっていたんですね。

 


f:id:HoshiMark:20210321224324j:image並べました。
f:id:HoshiMark:20210321224406j:imagef:id:HoshiMark:20210321224449j:image壮観です。


鉢の方はこんな感じでした。f:id:HoshiMark:20210321224514j:image右から3番目が塊根部が露出していた株です。1番ではありませんが大きい奴です。

 


全体から特に大きいものを集めてみました。f:id:HoshiMark:20210321224551j:imagef:id:HoshiMark:20210321224633j:image手と比較するとこんな感じ。だいたい小指くらい。かわいい塊根です。


f:id:HoshiMark:20210321224658j:image一番太い株。

根に付いている白いものは栄養をくれる菌根菌とかかなと思ったのですが、調べると塊根にこのようなものが付いた場合みんな取り除いていたので、自分もそれに習って流水で揉んで取りました。

カビとかなんですかねコレ。

 

f:id:HoshiMark:20210321224718j:image塊根部が一回転してる曲者な株。当たりを引いた感が良い。

 


f:id:HoshiMark:20210322153956j:imagef:id:HoshiMark:20210322154014j:image特に良く育っていたものは室内で育てます。古い葉を取り除いて、2号鉢に植えました。

余談ですが2号鉢のような小さな鉢ってホームセンターやネット通販で見かけませんよね。前からたまに探していて、最近amazonで見つけたので即購入。今回の植え替えに使えました。満足です。

(ちなみに前はamazonにはありませんでした。探し方の問題かもしれませんが。)

 

最後に個別ショット。f:id:HoshiMark:20210321224837j:imagef:id:HoshiMark:20210321224901j:imagef:id:HoshiMark:20210321225009j:imagef:id:HoshiMark:20210322231252j:imagef:id:HoshiMark:20210322231310j:image元気に育てよ!

イラストに使うシャーペンと芯を探す

最近フルデジタルをやめて途中までアナログで絵を描いています。なので良いシャーペンがほしい。
「細くて濃すぎない線」がほしいので、太さ0.3か0.4mmで硬度Hぐらいのシャーペンを試します。

 

購入にあたって調べて知ったこと

  • 海外メーカーは0.4のペンや芯を作っていないので、0.4にするなら選択肢が狭まる
  • 0.4の芯は入手に難くないものだと後述の3銘柄しかなく、硬度もHから(2Hがない)
  • 金属グリップの滑り止めの溝はローレットという
  • ペン先が円錐ではなく段になっているタイプのものをステップヘッドという

 

 

まず0.3から試す

入手に難くない0.3の芯は以下の商品。

  • プラチナ万年筆 シン3-100- (HB・B)
  • コクヨ エンピツシャープ (HB・B・2B)

 

このうちHの硬度があるのは上5つです。
まずは上3つを買って試してみましたが、Ain STEINは自分が望むより薄く, また主線の周囲がぼやけた感じになる、neoxグラファイトは濃度調整が難しく, ドッと濃い線が出てしまうという感じでした。

一番無難だったのはuniのナノダイヤです。
そして0.4の芯はこれら3銘柄しかないので、0.4の芯のほうはナノダイヤで仮決定です。

 

 

次に、一番下のコクヨのを残し残り3つを買って試しました。

ハイユニは同社製のナノダイヤより濃いという触れ込みだと思うのですが、個人的にはナノダイヤの方がシュリシュリと削れて紙に乗る感じで濃く見えます。
あとウェイトのあるペンに入れると濃度調整したいのにドッと濃くなる感じ。

 

ステッドラーの薄さは欲していた薄さでした。ナノダイヤより少し薄くハイユニとは同じ濃さな感じで、本当にHの鉛筆のような薄さです。ただし筆記時にキュッキュッと個人的にイヤな音が鳴ります。

プラチナのシン3-100-はHがなくHBで、描き心地は好きなのですがやはり描き込んでいくと欲しい濃さより濃くなります。

 

 

総括すると、
ナノダイヤ→まあ無難に使いやすい。
Ain STEIN→薄いけど慣れでカバーできるかも。HBも試したい。

 

という感じで、どちらも0.4がある銘柄だし 0.3は欲しい線より細いかもと思ったので、0.4を主力にすると思います。0.4の芯とペンを買って試します。

 

あとneoxグラファイトはもう少し薄かったらいいかもと思ったのでこれの2Hも買いました。

いい薄さですが、濃い線はギュッと描かないと出ないという感じです。重ねていくうちに想定より濃くなるのを防げるとも言えます。0.4には2Hがないのでこれは0.3の領分ですね。

 

 

ペン選び

ペン選びの基準は以下の通りです。

  • 太くない
  • 段差やテーパーがなくまっすぐ
  • グリップが金属のローレットで、ボディがプラスチックの低重心のもの (ちなみにラバーグリップは苦手)
  • グリップ終わりからペン先までの距離が短め
  • 折れ防止で芯が引っ込むなど余計な機能がない

 

この基準を元に、ステッドラー 925 35(0.3mm)・パイロット S10(0.4mm)・ぺんてる グラフレット(0.4mm)の3本を買いました。f:id:HoshiMark:20210303002954j:imageクリップは邪魔だから外す。ここはフライドチキンの骨みたいなもん。

 

ステッドラーが一番しっくりくるのは知っていたのですが、ぺんてる グラフテットもこれに似た悪くないウェイトや太さで「これでもいけるな」と思いました。
一方パイロット S10はこの2本と比べると一回り太く重い感じです。f:id:HoshiMark:20210303003144j:image

 

グラフテットが良かったので、これに似ているuni M4-552も買って試します。ウチダという評価の高い製図道具の会社が作ってるOEM品だそうです。
余談かつ失礼ですけど、この2本ってどこか廃盤になりそうな雰囲気がありますよね…。「昔に終売した商品です」と言われて出されても疑わない感じというか。

0.4mmでこういうシンプルなペンって他に無いので、今は要らなくても1本持っておくといいと思います。
グラフレットなんか珍しいローレットの入り方してるし、どっちも500円だし。

 

届きました。硬度表示窓の部品を外してテープを巻いてますが、写真上がM4-552です。f:id:HoshiMark:20210306164259j:image重心比較です。M4-552の方が下寄りでした。グラフレットはグリップが少し細く、また滑りやすかったのでM4-552を使うことにします。自分的にはM4-552がちょうどいい太さでした。

 

あと本当は0.4ならモノテック1000というシャーペンが一番良さそうと思ったのですが、だいぶ昔に廃盤になってる物なのでこれは現実的な選択肢ではないです。

 

 

0.4の芯を試す

ナノダイヤHB→ナノダイヤはやはり無難に扱いやすいが濃い。描き味が鉛筆っぽくて良い

Ain H→線の感じが硬いし濃度調整が難しい

Ain HB→ちょうど良い。Ainは他の銘柄より薄いので、HBでHぐらいのほしい薄さになる →いや少し薄い?同じAinの0.5HBと比べても薄い気がする

 

Ain B→欲しい線より少し濃いし 鉛筆っぽくない描き味も好きじゃないけど、濃いめに描きたいときにHBでは出ない濃さが出せるためAinはこの硬度を使う

Ain 2B→濃すぎる

 

ナノダイヤH→ちょうどいい濃さ

 

1番はナノダイヤのH、次点でAinのBが良かったです。

 

 

軽いペン

ネットで絵描きのシャーペン事情を調べると手首の負担やウェイトの好みから 樹脂製の軽いシャーペンを選ぶ人の割合がかなり多く、それならと評判の良いものの情報を集めました。
具体的には上の「ペン選び」の条件から金属グリップであることを除いたペンです。

 

(国内では廃盤だがDELFONICSOEM品を作っている)

https://shop.delfonics.com/feature/p200/

 

(芯が引っ込むクッション機構がある)

  • プラチナ プレスマン
  • べステック カラーメイトプロ(COLOREMATE PRO)

 

(三角軸で太いペン)

 

 

この中から自分が買うなら、丸い軸のものが使いやすそうなのでZEBRA ドラフィックス・takeda drafting・ステッドラー 925 65あたりを選びます。

ステッドラー 925 65は廃盤ですがまだ買えたので、市場に選択肢の少ない0.7と0.9を買って持っておきます。

2018年末に後継モデルの925 75が出たタイミングで廃盤になったらしいのですが、「2年ちょい経ってても探せば定価で買える」というのは今後の買い物の参考になりますね。

 

届きました。f:id:HoshiMark:20210305232858j:image、この金属クリップが尋常じゃなく抜けない。めちゃくちゃ強力に植わってます。

 

大人なんだから壊してもまた買えば大丈夫と言い聞かせつつ、最終的に真鍮線で治具を作って力づくで引き抜きました。f:id:HoshiMark:20210305233201j:image舐めるな 大人を。

クリップの先端はこんな凶悪な形になっていました。f:id:HoshiMark:20210305233556j:image分かりにくいですがギザギザに切られた板がさらに波打っています。どうりで抜けないはずです。
本当に抜ける仕様なのか検索しまくっても情報が出なかったのでここに書いて共有しておきます。

 

少し使ってみての感想ですが、やはりある程度ウェイトがあった方が使いやすいように感じました。

吹けば飛ぶような軽さなので描いてるときに頼りなくフラフラしてる感じがするというか、シャッシャと動いてしまうのが描きにくいというような感じです。

 

そしてそれとは別に思ったのですが、0.9はともかく0.7や0.5くらいの太さのシャーペンっていいですね…。0.5と0.7の925 35を買って使おうと思います。

 

0.5の925 35をしばらく使ってみましたが、

  • 滑り止めが滑らなさすぎて使いにくい
  • それでも使っているといつの間にかグリップじゃないところを握っている
  • オール金属は重い

という欠点が見え、軸の形は丸型という条件を捨てて六角形のロットリング500(0.5mm)を買いました。

 

グリップと軸の継ぎ目が段差になっているのが気になりそうと思いましたが、意外と大丈夫でした。軸は樹脂製なのでいざとなったら自分で加工することもできます (そんな度胸はない)。

自分的には0.5がギリギリ許せる細線でした。ちょくちょく太いなと思うけどそういう使い心地のを使ってた方が何というか線の表情に幅が出やすい気がするのでこれでいきます。

 

 

パイロットS10(0.4mm)と元から持っていたステッドラー925(0.5mm)の口金がいつのまにか曲がっていました…。925の方はノックで芯が入っていきません…。

おそらく(プチプチ付きのですが)ビニール袋に入れて保管していたのが原因です。落とさない限り曲がらないものだと思っていました…。ペンはプラの筆箱に移しました。

 

製図用シャーペンは口金が長いぶん曲がりやすいんですかね…ショックです。

ペンは安価でどこでも買えるものを消耗品と割り切って使った方がいいのかもしれません。


f:id:HoshiMark:20210309213820j:imagef:id:HoshiMark:20210309213836j:image100均(セリア)のスポイトを切ってキャップにしました。これで筆箱の中で動いても大丈夫だと思います。

 

 

0.5と0.7の芯も試す

0.5

ナノダイヤ F→濃い

Ain HBソフト→少し濃い。柔らかいせいで線の太さが乱れやすい感じがする

ナノダイヤ H→少し薄い。濃い線が出しにくい。硬めなのが線に出る

サクラクレパス レトリコ HB→とても柔らかくいい線が引けるが濃い

Ain HB→濃さよし。無難で使いやすい硬さ

ロットリング 2H→いい感じ。他社製のHより濃くて柔らかい感じなので2Hがいい感じです。

 

1番はロットリング 2H、2番がAin HB、3番がナノダイヤ Hでした。0.5mm芯はソフトや硬度Fなど他の芯径よりラインナップが豊富でしたが、オーソドックスなものが残りました。

 

ロットリングの芯は線の境界がややぼやけた感じで、力加減での濃さの振り幅が大きいけど、むしろそういう線じゃないと面白みがないと思ってるので良し。

この場合ロットリングが、というより日本の銘柄が描画線はっきりめな傾向にあるように感じる。三菱鉛筆uniの開発理念「Hの硬さでBの濃さ」などからも伺えるように硬く濃くはっきりさせたがる。製図でなくイラストに使うのもあって自分はこれの逆の方が好み。

 

ロットリングの芯、2HやHよりHBの方が硬い(削れにくい)感じがする。

 

0.7

Ain HB→0.4のときより描き味が気にならない。0.4よりだいぶ濃い

ナノダイヤ H→他の芯径と濃さ同じくらい

 

ナノダイヤのHが1番良かったです。

芯径0.7ではAin HBがナノダイヤ Hより濃かったです。つまり0.4のときと銘柄の濃さ関係が逆転しています。

 

 

結論

0.5mmのペン/芯

ロットリング500/ロットリング 2H

0.4mmのペン/芯

uni M4-552/ナノダイヤ H

 

0.5芯のところで線がはっきりしてる・ぼやけてるって話をしましたが、これは同じ径の芯でも線の太さが変わって見えるということでもあります。

基本的にはややぼやけて太く見える0.5ロットリング芯を使い、細かい所はシャープな0.4ナノダイヤ芯で描くという風に使い分けたいと思います。

 

 

おまけ 下描きに最適な鉛筆

シャーペンで描く前に薄く下描きをしたくて、それ用に硬度3Hで色んな鉛筆を買って試しました。f:id:HoshiMark:20210311210540j:image横置きの3本が良かったです。

一番上のリラは頭1つ抜けており、めっちゃ薄く描けます。それよりもう少し濃く描きたい人は下の2本を使うといいです。

 

 

読んでくれてありがとうございました。

クリスタまとめ4

TABMATEの設定のとき、目的の機能がどこの項目にあるか探すのに便利なリストを見つけたので共有します。
クリップスタジオペイントショートカット一覧

あとwacomのpro pen slimは、pro penと違ってグリップが外せないそうです。細さだけならpro penのグリップ外した方が細くなるのかも、修理対象外とかになるかもしれませんが。

 

 

機能紹介など

  • 選択範囲をストック
    塗った箇所が選択範囲になり、いつでも呼び出せるレイヤー。
  • グラデーションレイヤーを作成
    後から調整できるグラデーションを作れる。

 

  • レイヤーマスク
    下のレイヤーを部分的に非表示にできる。重なる部分を消すときや、別案を描いてみるときに使える。"フォルダに掛けてひとまとめにできるクリッピングマスク"的な使い方も。
  • 参照レイヤーの線からはみ出さない
    線画のレイヤーを「参照レイヤー(灯台マーク)」に設定すると、主線からはみ出さずに塗れる。

 

色収差
印刷の色ずれ・版ずれのような状態のこと(tiktokのアイコンみたいな)。
乗算でRGBそれぞれの色にした絵を数枚用意し、一番下と用紙以外をスクリーンにして手動でずらせば再現可。

「拡縮法法:最も濃いピクセルまで拡張」
塗りつぶしツールの一回参照しとくべき設定。

「ファイル→環境設定→カーソル→反転カーソル→遅延しない」
カーソルが手ぶれ補正に合わせて遅延しなくなり、他のペイントソフトのような描きやすさになる。(現在はたぶんデフォでONになってる)

 

 

他の人のTips・ハウトゥー集

月わに(@tukiwani)さんのメイキングでの発言・気づき(参考元: https://youtu.be/cs7ZNFj8bvk)

  • 肌(の影)だけは乗算を使わずに塗る
  • 髪のふさの真ん中に2影を置いて光と影に向かってぼかしていき反射光を描く手間を減らす小ワザ
  • あの「境界が濃くて下にいくと(反射光で)薄くなる影」は2影でやってる。1影はやや薄めで1番広い範囲に、ベタで置いてぼかしで塗り伸ばす
  • 乳みたいな(ゆるやかで広い?)部分はぼかしよりエアブラシで影広げた方がいい

 

ラズメ倶楽部(youtube.com/c/lazme_club)さんの厚塗り講座での発言

  • デフォのブラシで厚塗りに向いてるのは不透明水彩。あとは透明水彩(下地混色でボカせるのが良いらしい)
  • 厚塗りのときに始めにグレーをおいて透けの1番下地を作っておく
  • 最後乗算かオーバーレイで色味調整。不透明度で調節

 

背景・画面構成

 

塗り

 

ハードライトが良い

 

トーンの線数

これを受けてムサシノセカイ(@musashido)先生が「自分は70線だけど意外と少数派だった」と発言していた。

 

トーンの線数に関する過去の呟き

 

他にもエレクトさわる(@erectman)先生は線数について

  • 「印刷媒体の質も左右されるのであまり高いとモアレたりします」
  • 「週刊誌だったらB4原稿用紙で60線でも問題ないけど、近年のエロ漫画雑誌は無駄に紙質が良かったりするからA4原寸85線でも印刷潰れない」
  • 「60Lって商業原稿でA4→B5に縮小前提で印刷される線数なんだけど原寸85Lでデジタル作業出来る今必要あるんだろうか」

と呟いていた。詳しく呟いていた2つをピックアップ。

 

 

こんなところで今回のまとめは以上です。

ネオレゲリア2020年11月の様子【成長記録6】

f:id:HoshiMark:20201127152238j:plain気分がノッてたので表紙を作ってみました。文字入れのとこでダレましたがまあいいです。

 

日光を浴びるネオレゲリアたち。f:id:HoshiMark:20201127135804j:imagef:id:HoshiMark:20201127135823j:imageカーテンをまとめていた輪ゴムが白くなって切れていました。我が家の陽の当たる所にあるものはみな劣化していくのに、そんな光を利用して成長していく植物ってたくましいなと思います。

 

 

Neo. Tidbitf:id:HoshiMark:20201127135936j:imagef:id:HoshiMark:20201127140003j:image親株の開花も終わり、繋がってる方の子株の葉振りが見栄え良くなってきました。この成長記録はけっこうコイツの成長を見て「よし更新しよう」と決めることが多いです。初めて買ったネオレゲリアだから思い入れがあるんですかね。

 

9/12 開花時の様子f:id:HoshiMark:20201127162120j:image

 

 

Neo. Chiquita Linda×dungsienaf:id:HoshiMark:20201127140026j:imageランナーがながーい。前回やっと子株が芽吹いたと喜んだコイツですが、その後葉は大きくならずにランナーばっか伸ばして遠くに行こうとしてました。

 

 

Neo. Teriyakif:id:HoshiMark:20201127140101j:image反対にコイツは短い。狭いでしょ、葉重なってるし。子株が成長してきてコケやすくなってるけど植え替えたりした方がいいんかなあ。切り離すか密集具合を楽しんだ方がいいのか迷って未だ植え替えられずにいます。

f:id:HoshiMark:20201127141007j:image葉が若いときは赤っぽく、それが時が経つにつれ抜けていって斑のストライプが出てくるのがきれい。要素たっぷりな品種で古い葉も風合いを楽しめるのがいい。

 

 

Neo. Ammy×BAM!(GREEN)f:id:HoshiMark:20201127140520j:imagef:id:HoshiMark:20201127140548j:image元が大きいから子株も立派。コントラストや色合いがとても鮮やかでとてもきれいです。

f:id:HoshiMark:20201127140656j:image並べたときネオレゲリア群の中でも一番目立つ。

 

 

Neo. ampullacea (red form)f:id:HoshiMark:20201127140730j:imagef:id:HoshiMark:20201127140833j:imageコイツが一番うまく写真撮るのが難しい。形もプンクタティシマらしくシュッと細身で玄人好みな感じ。自分は好きです。玄人ではありませんが。

 

 

Neo. small worldf:id:HoshiMark:20201127140855j:imagef:id:HoshiMark:20201127140912j:image同じく玄人好みっぽいやつ。新しい葉が全然広がらず、今日も枯れた下葉を2枚取ったことでますますシュッとしたシルエットになった。

葉がだらしなく広がることを防ぐために水やりを控えめにすることを「締めて育てる」というらしいですが、これもそういう状態なんですかね。特に水を切らしたことはないけど。

 

 

以上、2020年11月 第6回目の成長記録でした。