デロスペルマ ナピフォルメ(メストクレマ マクロリズム)情報まとめ

購入当時に作成した情報メモf:id:HoshiMark:20200827093244j:image(冬型塊根らしいとあるが、おそらく夏型が正しい)

 

マダガスカル近くの離島レユニオン島の原産。
超強健でめったにダメになることはなく一年中元気なのと、一株で結実するのが特徴でこれはメセンの仲間の中でもイレギュラー。

数年おきに植え替えするの推奨。ネジラミに悪さをされることがあるらしい。(参考元)https://greensnap.jp/post/3549487

 

矮性の多年生植物でフランスのレユニオン島に自生し、現在はマダガスカルでも見られる。デロスペルマ属の中では珍しく雨の多い夏と寒く湿った冬を耐えられる。(参考元)https://en.m.wikipedia.org/wiki/Delosperma_napiforme#cite_ref-cact_1-0

 

 

散水ニーズ:通常、3月から10月までの成長期に水をやります。根の周りに水を立ててはいけません。冬はほぼ完全に乾かします。膨らんだコーデックスは、水やりに非常に耐性があります。

丈夫さ:-5°Cの低温で乾いた状態に保つと、非常に耐霜性があります。
成長中は暖かく湿った状態に保ち、休眠中は涼しく乾燥した状態に保ちます。

用途:この種の苗木は、リトープス、ファウカリア、ギバエウム、プレイオスピロスなどの台木として使用されます。コーデックス

繁殖: 種子または挿し木。種子は収穫後なるべく早く植えるべきです。発芽は通常 約1〜2週間以内に発生します。種子は15〜21°Cで発芽します。(参考元)http://www.llifle.com/Encyclopedia/SUCCULENTS/Family/Aizoaceae/27235/Delosperma_napiforme

 

ハマミズナ科 メストクレマ属 塊根性メセン
「メストクレマ マクロリズム」
Mestoklema macrorhizum
シノニム: Delosperma napiforme
原産地:レユニオン(マダガスカル東部に位置するフランスの海外県)
耐寒性:-5°C

 

元々の自生地はマダガスカル東部に浮かぶレユニオン島原産の多肉植物(塊根植物)ですが、環境への順応性が強くマダガスカル帰化し、更にカリフォルニア南部や地中海地域でも帰化しているとの事。

 

草丈は低く、地上部は10cm程度かそれ以下にしか育たないようです。花は地味で半ば閉鎖花の様に花弁が殆ど出ない場合すらあります。

塊茎植物などと違いマクロリズムの塊根は所詮根っこに過ぎませんので、幼苗期の乾燥は厳禁です。栽培下での塊根は数年間土に埋めたまま育てた方が良いと思われます。

 

種子は2017年4月に採種したものですが、マクロリズム種子は新鮮なほど発芽が始まりにくい傾向があるため、その性質を逆手に取って種子を1年間低温乾燥状態で寝かせていました。
種子は20~28℃程の環境下吸水後4~6日程度で簡単に発根を始めます。(参考元)https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m478833204

 

最低温度が5度を下回ると弱るので、 冬場は室内で管理するのがオススメ。 水やりは水をしっかり与えた方が、 葉がプリプリになって元気に育つ印象です。(参考元)https://www.mercari.com/jp/items/m26540092816/

  

水やりは用土の表面が乾いたらやる感じかな。
冬型メセンの育て方。参考になることもあるはず。→ https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-1039/target_tab-2

 

 

 

デロスペルマ ボッセラヌムの情報

メストクレマ マクロリズム(デロスペルマ ナピフォルメ)として出回っているものの中には、見た目の似たデロスペルマ ボッセラヌム(Delosperma bosseranum)も混ざっているらしいです。せっかくなのでそちらの情報も載せます。

 

ハマミズナ科 塊根性メセン
原産地:マダガスカル
個体産地:マダガスカル
耐寒性:zone10~11(-1.1℃~7.3℃)
【フィールドナンバー】
H2909 P. Pavelka/ Madagascar

当出品種子H2909はPetr Pavelka氏によりマダガスカルで発見された個体群由来の系統になります。

 

一般のデロスペルマ属同様、過湿に気を付ければ管理は容易な部類です。
夏季生育型なので暑さには非常に強い様です。耐寒性に関しては未知数です。

 30℃を超すような環境では全然発芽しません。当方では保湿したキッチンペーパーに乗せて冷蔵庫に入れたところ、約7日で発根が始まりました。

 

塊根が大きくなってきましたが、まだ仕立てずに土に埋めて育てるつもりです。(参考元)https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u425318560

 

 

マダガスカル原産の非常に丈夫なメセンです。本種はメセン類にしては珍しく勝手に自家受粉して結実します。
地中には年々太くなる塊根をつくり、塊根が大きくなったら地上に露出させ盆栽のように楽しむことも可能です。

播種方法:細かい赤玉土などに播種します。その際土は被せず、発芽するまでは種子が流れないように底面給水で水を与えるといいでしょう。

 

レユニオン島が原産の、本種と非常に近似するDelosperma napiformeとは果実の構造が違うとされます。
D. bosseranumの原記載文献では、本種はD. napiformeと“much more clearly parietal placentation”と“having the septa narrowly expanded along the top (loculi-roofs)”の点で異なるとしています。

前者についてはよく分からなかったものの、後者は“covering membranes(商品画像2枚目の矢印部/メセン類の果実内部の構造)”の幅が狭いことを指しているのだと思われます。
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(参考元)https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k539526271